子どもの論理的思考力を高める親子で読みたいおすすめ本11冊

    ※一部PRが含まれます

    最近何かと話題の「論理的思考」という言葉を知っていますか?

    カッコよく、ロジカルシンキングなんて言われることもありますよね。

    簡単に言うと、物事を筋道を立てて、客観的に考える能力のことです。

    思い込みや感情的ではなく、一貫性があり、妥当性があり、納得できる話でなければいけません。

    2020年から始まった教育改革によって、すべての子供に「考える力」が求められます。

    その一環で、プログラミングの授業も始まっています。

    また、2025年1月の大学入学共通テストから、新教科としてプログラミングを含む「情報」を出題するとの発表もありました。

    そこで今回は、

    プレゼンテーション講師もしているわたくしTomokaが、大人もぜひ一緒にやってほしい「論理的思考力」を高めるための本をご紹介します。

    目次

    論理的思考を高めると何がどういいの?

    おもちゃで遊ぶ赤ちゃん

    論理的に物事を考えるとは、

    簡単にいうと、物事を順序良く・矛盾がないように・整理する能力のこと。

    たくさん言葉を知っていても、それを順序良く・矛盾なく組み立てて話をしないと、支離滅裂な話になってしまいます。

    時々…難しい専門用語を多用して長々と…でも何喋ってるのかわかんない人っていますよね?

    そういう人は、知識はあるのに「論理的思考」ができていない。もしくは、論理的に考えたことを言葉に変換することができない人なんです。

    誰かに自分の考えや気持ちをわかりやすく伝えることって、ものすごく大事なことです。

     

    この論理的思考能力を高めるためには、普段から順序良く物事を考える必要があります。

    たとえば、テストの点数が悪かった時、

    頭ごなしに「勉強しなさい!!!」って言っても何をどうしていいのかわかりませんよね。

    いくつか原因となることを挙げて、その結果どうだったのか、次にどうすればいいのか、これを一緒に考えてあげる必要があります。

    テストが悪かったことだけに限らず、

    たとえば、どうして今日寝坊してしまったんだろう?

    今日のお味噌汁がおいしかったのはどうしてだろう?

    何でもいいので、疑問点・原因・結果・改善点など、順序良く矛盾がないように整理して考える習慣を身につけるのがだいじだと思います。

    なので、今回ご紹介する本は大人も一緒に読んで欲しいです!

    大人が読んでも、ほー!へー!ってなること間違いなしのなかなか奥が深い本ばかりです。

     

    理系脳・算数脳を鍛えるにはこちらの記事をどうぞ!

    大人もうなずく!ロジカル思考が読んで身につく4選

    絵本を読む少女

    子ども向けの読み物ですが、実は大人も一緒に読んでもらいたい4冊をご紹介します。

    論理的思考の本、さらに子どもむけなので、途中に図解やイラストがはさんであって大変読みやすいし、分かり易い。

    でも、大人だから気づく「奥の深さ」

    実は大人に読んでもらいたい、子どもむけの本です。

    こどもロジカル思考 なぜ論理的に考えることが大切なのかがわかる本

    ロジカル思考は生きるための知恵。自分を助ける心強い武器になる。

    ロジカルシンキング・ロジカル思考・論理的思考、など、色々といい方はありますが、ロジカルって何?論理的って何?って聞かれたとき、スパッと答えられますか?

    なぜ、ロジカルな考えが必要なのか、説明できますか?

    私はこの本を読んで、ロジカル思考は自分を助ける武器になるけど、使い方を間違えると凶器にもなってしまうんだ…ということを学びました。

    相手を言い負かそうとするのではなく、相手を納得させるためのロジカル思考。

    そして、自分の話だけではなく、相手の話もきちんと聞く。

    当たり前のことですが、どうして自分の意見を通そうとするだけではダメなのかを、わかりやすく説明してくれます。

    子どもの考える力をつける 3つの秘密道具 お悩み解決! ! にゃんと探偵団

    「はこ」「やじるし」「バナナ」を使ってみんなの悩みを解決する、親子で読んで欲しい1冊

    この本はぜひ子供と一緒に読んでください

    イラストもかわいいし子供用に、と思って読んでいったんですが、大人である私がすっかり考えさせられてしまいました。

    実はこちらの本は、ビジネス書でも有名な「ザ・ゴール」の著者、ゴールドラット博士の考えたTCO(Theory Of Constraints:制約条件の理論)を子ども向けにわかりやすく書いた本になります。

    なので、本当に奥が深い…

    特に私がグッと来たのが「よい子の呪い」

    上の子は、この呪いにかかっていたかもしれない。

    私自身も、この呪いにかかっていたんじゃないか。と、

    そう思ったら、本当にもっと早くにこの本に出合いたかった。と強く強く思いました。

    考える力をつける3つの道具

    正解のない問題に、どうやって取り込むのか?

    こちらの本は、先ほど紹介した「にゃんと探偵団」と同じゴールドラット博士の考えたTOCを、子ども向けに書いた本ですが、もう少し大きい子用になります。

     

    というのも、上記のにゃんと探偵団で出てきた「はこ」「やじるし」「バナナ」の3つの道具に正しい名前がついています。

    誰もが知っている、「ウサギとカメ」や「アリとキリギリス」のお話。

    ウサギとキリギリスが、なんで失敗しちゃったのかを考えます。

    失敗しちゃったウサギやキリギリスは、今までの生き方・考え方を変えて明るい未来を作っていけるのか???

    • 学校では教えてくれない問題を、どうやって解決すればいいのか
    • 実は失敗から学び続けることは楽しいこと
    • みんなと協力しながら成し遂げることの大切さ
    • 相手の立場になって考える力

    ウサギとキリギリスの未来を考えながら、自分たちの未来もどうやったら明るいものにできるのか考えることができる。

    とてもとても深い本でした。

    こちらも本当に面白い!ぜひ親子で読んでみてください。

    \大人はこちらも一緒にどうですか?1000万人が読んだ世界的ベストセラーのマンガ版/

    世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

    どうして自分で考えて行動しなければいけないの?

    47万部以上売れている、世界一やさしい問題解決の授業です。

    世界最高峰のコンサルティング会社、マッキンゼーで学んだ問題解決の考え方を、中高生にもわかるように解説してくれている本です。

    • 何か問題が起きたとき、自分で考え行動し乗り越えることができる力。
    • 将来の夢ややりたい目標が見つかった時、自分で計画してやり抜く力。

    そんな力って持って生まれたものではなく「くせ」なんですって。

    くせっていうことは、その後の意識・習慣次第でどうにでもなるっていうことですよね!

    例えば、売れないバンドが売れるようになるには?どうすればいいのか?を一緒に考えながら、問題解決に導いていく内容になっています。

    この本を読んだ後に、「問題解決の木→ロジックツリー」をお子さんと一緒に書いてみてください!

    小さいうちから、自分で考える力をつけてあげることが、最終的には豊かな人生を送れるんだな。と考えさせられた1冊です。

    中高生にわかる内容と書かれていますが、小学生でも理解できる内容です。

    ただ、小学生であれば、一緒に考えながら読んであげるといいかもしれません。

    \右脳力ならこちら。右脳と左脳で違うのが面白い!/

    書くことでひらめく!ドリル・ワーク・パズル

    仲良く勉強

    論理的思考力を育てるのに大切なのが、考えることにあります。

    でも、ただただ頭の中で考えているよりも、手を動かし、絵をかいてみたり、数字を書いてみたり、矢印を書いてみたりすることで、頭のなかがすっきり整理されてひらめくことってありますよね。

    特に小さな子はこの「書くこと」ってとっても大事!

    ここでは、論理的思考を育てる「ドリル・ワーク・パズル」を5種類ご紹介します。

    5分で論理的思考力ドリル

    5つの思考回路をフル回転!大人もてこずる論理パズル

    さて、こちらの本は論理パズルです。

    問題を解いていくタイプの本なのですが、問題や課題を解決する「思考回路」を

    • 読み取る力の→スキャン回路
    • ひらめく力→クリエイト回路
    • 逆算する力→リバース回路
    • 洗いだす力→ノック回路
    • 組み立てる力→ステップ回路

    の5つに分けています。

    その5つの回路を使って、章ごとに問題を解いていくことによって、自分はどこの思考回路が得意で、どこがちょっと苦手なのかがわかります。

    5分で…と書かれていますが、結構手ごわい問題も。

    対象年齢10歳から120歳までというところも、興味深いですよね。

    「ちょっとやさしめ」もあるので、最初はこちらから慣らしていってもいいかもしれませんね。

    子どものための論理トレーニング・プリント

    穴埋め形式で、論理力・文章力・コミュニケーション力を正しく身につける

    私は某派遣会社で、ビジネスコミュニケーションの研修講師をしていました。

    その時、教えていた内容の一つに、社会人として誰かに何かを伝えるときはまず、

    結論を先に言う

    というものがありました。

    働いている人にとっては、もしかしたら当たり前だと思うかもしれませんが、案外できていない方が多いんです。

    相手に何かを伝える場合、自分が喋りたいことだけを一方的にしゃべっても、相手には伝わりません。

    特に、子供は喋りたいことがあふれてしまうと、主語がなくなり、何を言っているのかわからないことが多いですよね。

    • 最初に何を伝えたら、相手はわかりやすいのか
    • 順番を考えて話すことで、短い文章でも伝わるんじゃないか?
    • 視点を変えて考えてみる
    • 説明や報告の仕方

    ということを、問答ゲームを通じて学ぶことができます

    論理的思考力というのは、プログラミングや理系脳で養われると思われがちですが、実は国語の力もかなり重要で、学ぶことですべての学習においてプラスの効果が期待できるんです。

     

    対象年齢は小学生から。中高生が使っても差し支えない構成になっています。

    もちろん、大人が使っても勉強になりますよ。

    天才脳ドリル 仮説思考 : 考える力を伸ばすパズル道場の秘伝公開!

    仮説と検証を繰り返しながら自分で解法や答えを見つける力

    天才脳って言われると、敷居が高すぎて「ほんとかな」と思ってしまいますが、

    たくさんあるシリーズものをすべてこなせば、天才になれるかもしれない。と思わせるくらいのバリエーションと内容量の多さです。

    パズルを使って、論理的思考力を高める方法は昔から王道ですが、

    こちらのシリーズは、仮説思考・空間把握・数量感覚・語彙表現…など

    4つのパターンでそれぞれ、入門・初級・中級・上級とレベルが分かれているので、

    一貫して長く使うことができる良書です。

    論理的思考力は、理系脳だけ、というわけではなく、語彙表現も伸ばしてあげる必要がありますよね。

    こちらのシリーズはぜひセットで使ってみてください!

    初級は年長さんくらい、入門は小学校1年生くらいから始められますよ。

    Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク

    知識だけでなく「知識の使い方」が身につく本

    こちらもパズルのような、思考力を高めるためのドリルになります。

    Z会が考える、10歳までに身につけたい考える力を鍛えるための、6つの思考力が

    • 連想力(思いつく力)
    • 試行錯誤力(いろいろ試す力)
    • 論理的判断力(順序だててきちんと考える力)
    • 情報整理力(整理する力)
    • 注意力(よく見る力)
    • 推理力(見抜く力)

    教科学習とは別にこれらの思考力を身につけることで、

    知識そのものではなく、「知識を使う力」を育てます。

    ワークなので、実際に手を動かし想像力を働かせ答えを出していくので、考える力をしっかりつけることができますよね。

    こちらもぜひ、シリーズでどうぞ。

    海外子女は必見!ロジカルに考えて⇒さらに言葉にする

    学校の勉強

    論理的思考力が高くなると、人に説明するのが上手になる・プレゼン力が高くなる。といったメリットがあります。

    その場合、やっぱり「言葉の使い方や選び方を知っていたほうが、より相手に伝わりやすくなりますよね。

    そんな国語力・表現力を伸ばすのにうってつけの本を2種類ご紹介します。

    算数と国語を同時に伸ばすパズル

    考える力・試行錯誤する力を育てるパズル。国語と算数は同時に伸ばせる!

    宮本算数教室をご存知でしょうか?

    入塾200人待ち、塾生の約8割が開成・麻布などの難関中学に進学しているという話題の教室です。

    賢くなるパズルも有名ですね。

    その宮本算数教室が手掛けた「国語も算数も」同時に伸ばすことができるパズル本、気になって取り寄せてみました。

    これって、日本語をどうやって維持させようか悩んでいる海外子女にも一石二鳥でぴったり!

    • 文章を正確に読み取る力がつく
    • 示された条件を整理する力がつく
    • 何が問われているかを理解し、考えを組み立て、正解にたどり着く力がつく

    宮本算数教室では、通信講座も開催してます。

    海外からの受講生も多いそうですよ!

    市販の教材よりも、やりごたえのある問題がかなりたくさんありますよ~

    国語と算数を同時に伸ばすドリルは、小学校全学年対応。

    論理的思考力が身につく!こどもプレゼン教室

    プレゼン能力が高ければ、人生は結構楽しい

    私は研修講師として人前に出てしゃべる仕事をしているんですが、プレゼンが苦手な人ってとっても多いですよね。

    アメリカの小学校って、プレゼンさせる授業が結構多くありました。

    プレゼンと聞くと、PowerPointで資料を作って、原稿を読んで…って思われがちですが、実は相手に何かを伝えることはすべてプレゼンだと言えると思うんです。

    たとえばウチでは、何か高額なものを買ってほしいとか、習い事を新しく始めたいという場合、必ずプレゼンしてもらいます。

    そして、プレゼンのもう一つの大事な目的は、「相手を動かすこと」なんです。

    論理的思考で相手にわかりやすく伝えるのさらに一歩先に、納得して動いてもらうことがあるんです。

     

    ウチの子供たちは、私たちに「どうしてもこの楽器を買ってほしい!」と必死でプレゼンをします。

    そのプレゼンに納得して心を動かされたら、多少高価な楽器でも購入してしまう。

    納得したけど、心を動かされなかった場合、楽器購入をあきらめてもらうプレゼンを今度は私たちが行う。という感じです。

    なんか、刺激的で面白くないですか?

    この能力は、必ず社会に出てから役に立つと確信しています。

    気持ちを「言葉にできる」魔法のノート

    言葉にできるは武器になる。外に向かう言葉と内なる言葉って?

    最後に紹介するのが、気持ちを「言葉にできる」魔法のノートです。

    今までの論理的思考の本とはちょっと路線が違うものになりますが、

    頭で考えたことを言葉に発することの難しさ、大事さをぜひ紹介したいと思いました。

    結局、論理的思考を高めてどうしたいか、というと、

    自分の考えを正しく相手に伝えること

    に尽きると思うんです。

    ただ、自分の気持ちを押し殺して、例えば、周りの意見に流されて良いと思っていないのに反論する言葉を発することができないと、ストレスが溜まります。

    せっかくなら、相手に正しく気持ちを伝えられた方が幸せに生きられると思うんです。

    『想像してみてほしい。気持ちの全てを伝えられた君の姿を。考えたこと、思いついたことを、きちんと言葉にできた瞬間を。「こうしたいんだ」っていう君の想いに、共感してくれる仲間が現れた光景を。そんな自分に近づくためのヒントが、この一冊に詰まっている。』

    Amazon:内容紹介より抜粋

    もう、この紹介文を読んだだけでグッときてしまいました。

    自分の言いたいことがなかなか言えない、とちょっと悩んだことがある方ならきっと心に刺さると思いますよ。

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    子どもの論理的思考力を高める今読みたいおすすめ本11冊:まとめ

    絵本ナビ

    今回は論理的思考を育てるおすすめの本を11冊ご紹介しました。

    今回、読み物だったりドリル形式・パズル形式だったりと、結構バラエティに富んだラインナップではありましたが、すべて「自分の力で考え、解決する」ことを大事にしている本ばかり。

    子供の頃から、自分の力で考え、解決することができれば、大人になってからの生きやすさにもつながると思うんです。

    子ども向けの本ではありますが、大人の私たちが読んでも十分考えさせられる内容で、学びが多かったです。

    ぜひ、子どもだけじゃなく、パパママも一緒に、論理的に物事を考える力を育ててきましょう! 

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