これまで帰国子女ラボでご紹介してきた「オンライン家庭教師のメガスタ」が破産手続きに入ったとの情報が出ました。
数年前、実際に我が家でも利用していたサービスであり、記事内でも長く紹介してきた立場として、まずはこの件についてご報告します。

正直、結構ショックです。
同時に、帰国子女家庭にとってオンライン学習は本当に必要なのか、そして今後どう考えていけばよいのかを、取り急ぎではありますが、冷静に整理していきます。
オンライン家庭教師はもう危険なのか?
結論から言うと、オンライン家庭教師そのものが危険だとは思っていません。



特に海外子女や帰国子女家庭にとって、オンラインという選択肢は今でも非常に重要です。
- 日本の受験情報が手に入りにくい
- 学習進度にズレが出やすい
- 対面塾に通えないケースがある
こうした環境では、オンライン指導は非常に現実的な選択肢です。
今回の件で不安になる気持ちは当然ですが、「オンラインだから危ない」と短絡的に判断する必要はないと思っています。
今回の件から考えたいこと
今回の出来事で感じたのは、「オンライン学習が危険」ということではありません。
むしろ、帰国子女や海外在住家庭にとって、オンライン学習はこれからも欠かせない存在だと思っています。



ただし、一つのサービスにすべてを預けきらないほうが安心だ、ということは改めて感じました。
例えば、
- オンライン家庭教師で応用力や個別対策を補う
- 通信教育で基礎の積み上げを続ける
このように役割を分けて併用しておくと、どちらかにトラブルがあっても学習は止まりません。
海外では選択肢が限られるからこそ、「一本勝負」にしないことが実は大事です。



オンラインか通信か、ではなく、どう組み合わせるか。
そこを意識するだけで、リスク管理というよりも「学習の安定感」が大きく変わります。
それでもオンライン学習は海外子女の【武器】
海外にいると、学習環境はどうしても“日本基準”からずれます。
日本人学校に通っていても、受験対策までは手が回らないことが多いですし、現地校やインターの場合はカリキュラム自体がまったく違います。



そのズレを自力で埋め続けるのは、想像以上に大変です。
オンライン家庭教師の価値は、「便利さ」ではありません。
日本の受験基準に今どのくらい届いているのかを、外から測ってもらえること。
これが一番大きいと感じています。
- 海外にいると、自分の立ち位置が見えにくい。
- 周りも同じ環境なので、危機感が生まれにくい。
だからこそ、日本の受験を知っている第三者と定期的につながる意味があります。
さらに、オンラインの強みは柔軟さです。
- 帰国時期が未定でも続けられる。
- 一時帰国中だけ増やすこともできる。
- 帰国直後にコマ数を調整することもできる。
この可動域の広さは、海外家庭にとってかなり重要です。
今回の出来事があっても、この仕組み自体の価値は変わりません。
むしろ、「どう使うか」を理解している家庭ほど、オンラインは強い武器になります。
今後どう選べばいい?
オンライン家庭教師は、海外子女にとって「万能の解決策」ではありません。
でも使い方を決めれば、かなり強い味方になります。



私が一番おすすめしたい位置づけは、「帰国後を見据えた情報収集」と「復習の支え」です。
海外にいると、日本の受験で求められる基準が見えにくくなります。
だからこそ、受験を知っている先生や第三者に、定期的に状況を見てもらう価値があります。
ただし、オンライン家庭教師だけで基礎学力を全部積み上げるのは現実的に大変です。
一回の授業でできる量には限りがありますし、費用もかさみやすいからです。



ここで大事になるのが、家庭学習の土台です。
土台は「無学年」で積み上げる。
これが海外家庭には特に効きます。
帰国時期が近いほど、学年に合わせるよりも「抜けをつぶす」ほうが早いからです。



例えば、理科と社会は帰国後に一気に差が出やすい科目です。
海外にいる間は後回しになりがちですが、ここを少しでも動かしておくと帰国後が本当にラクになります。
その点で、すららのように無学年で進められる教材は相性がいいと思います。
通信教育ですが、学習の抜けを見える化できて、帰国後も同じペースで続けられるのが強みです。
- オンライン家庭教師で「方向を整える」
- 家庭学習で「基礎を積み上げる」
この役割分担にしておくと、学習が止まりにくくなります。



もう一つ大事なのは、英語だけに頼り切らないことです。
ただし、英語資格は取れるなら今よりワンランク上を狙う。
これは帰国子女にとって、今でもはっきり武器になります。



英語は生活の英語と受験の英語が別物なので、資格として形にしておくと評価につながりやすいからです。
結局は、オンラインか通信かではなく、どう組み合わせて戦うか。
海外にいる家庭ほど、その設計が結果を左右すると感じています。
まとめ
メガスタの破産は、本当に残念な出来事です。
特に、授業の見える化や学習管理の仕組みづくり、私立校や学部別対策への対応など、オンライン家庭教師として先進的な取り組みをしていた企業だっただけに、なおさら惜しいと感じています。



実際に利用していた家庭としても、その工夫や挑戦は高く評価していました。
ただ、だからといってオンライン家庭教師という選択肢そのものを否定する必要はありません。
海外子女にとって、日本の基準とつながり続けられるオンライン学習は、これからも大きな武器です。
大切なのは、一社に期待をかけることではなく、仕組みを理解して賢く使うこと。



これからも帰国子女ラボでは、帰国子女・海外子女家庭にとって本当に意味のある情報だけを、冷静に届けていきます。


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