【2025年最新保存版】首都圏の帰国子女入れ中学75校の受験者数と倍率を徹底比較

※この記事は以前、メルマガ登録者様にだけこっそり教える期間限定で公開していた記事を、最新版にリニューアル・加筆して一般公開したものです。

皆さん、帰国後の中学受験って考えていますか？

という方も、

という方も、どうやって学校を調べていますか？

なんとなく知っている学校を調べて、サイトを見て、一時帰国の時に学校見学に行って…なんて、漠然と考えていませんか？

何を隠そう、私がそうでした。

帰国時期が決まっておらず、どこに帰るかもわからない。そんな状況で受験校を決めるなんて、雲をつかむような話です。

そんな経験から、帰国中学受験を考えている人も考えていない人も、はじめの一歩を踏み出せるような情報をお伝え出来たらな…と思い「多くの帰国子女を受け入れている中学校」をまとめてみました。

帰国子女の情報って、今も昔も本当に少ないんですよ。

全体の受験者数は載っていても、帰国子女の割合が載っているサイトなんてほとんどありません。

参考にしたのは、「海外・帰国生のためのスクールガイドBiblos2022」「海外・帰国生のためのスクールガイドBiblos2023」「帰国生のための学校案内2024」「帰国生のための学校案内2025」「四谷大塚ドットコム」がメインです。

あとは国内生向けの受験系の本を何冊か取り寄せて、学校そのものの研究・分析をしました。

ー参考にした書籍の紹介ー

数値に関しては、これらの書籍と四谷大塚のデータベースを参考にしているので、若干の誤差はあるかもしれませんが大きく間違っていないと思っています。

帰国子女を多く受け入れている【首都圏の国公立中学校】の一覧

帰国受験を考えたとき、学校の公式サイトで募集要項をチェックすることもあると思うんですが、多くの学校が「若干名」って書いていると思いませんか？

ですよね。

若干名であれば、この学校はあまり帰国子女を受け入れていないのかな？って思うのも無理ありません。

まずはまとめた表をじっくり見てください。

所々公表されていない情報もありますが、だいたい2〜3年分のデータがあるのでイメージはつかめるのではないかと思います。

また、同じ学校の複数の受験方式をひとつにまとめているので、実際の倍率よりも低い場合があります。

あくまでも参考程度にしていただけるとありがたいです。

また、合格者がすべて入学しているわけではありません。

国立中学校

	偏差値	高校募集	2024 合格者数/受験者数	2024 倍率	2023 合格者数/受験者数	2023 倍率	2022 合格者数/受験者数	2022 倍率
お茶の水女子大学付属	50-66	×	8/9	1.0	8/8	1.0	8/11	1.4
筑波大学付属駒場	73	〇	1/3	3.0	1/6	6.0	1/5	5.0
東京学芸大学付属国際	55	×	※一般 70/280	4.0	※一般 68/295	4.3	67/337	5.0
千葉大学教育学部付属	52	×	9/9	1	9/9	1	12/13	1.1
横浜国立大学教育学部付属横浜	57	×	9/11	1.2	15/19	1.3	15/21	1.4
横浜国立大学教育学部付属鎌倉	52	－	3/3	1	1/2	2	15/21	1.4

公立中学校

	偏差値	編入	高校募集	2024 合格者数/受験者数	2024 倍率	2023 合格者数/受験者数	2023 倍率	2022 合格者数/受験者数	2022 倍率
都立 立川国際	63	×	－	30/55	1.8	30/33	1.1	30/42	1.4
都立 白鴎高等学校附属中	58-60	×	×	30/42	1.4	29/29	1.0	24/45	1.9
さいたま市立 大宮国際	55-57	〇	×	非公開	－	－	－	－	－

私立中学校

	偏差値	編入	高校募集	2024 合格者数/受験者数	2024 倍率	2023 合格者数/受験者数	2023 倍率	2022 合格者数/受験者数	2022 倍率
渋谷教育学園幕張	69-70	〇	〇	34/148	4.4	34/142	4.2	35/170	4.9
市川	58-64	〇	〇	76/164	2.2	78/162	2.1	5/146	1.9
芝浦工業大学柏	53-58	〇	〇	9/9	1	8/10	1.3	15/17	1.1
専修大学松戸	54-56	×	〇	3/5	1.7	0/4	－	2/8	4.0
麗澤	52	〇	〇	6/12	2.0	3/15	5.0	5/17	3.4
栄東	69	〇	〇	8/17	2.1	4/15	3.8	8/17	2.1
江戸川女子	41-48	〇	〇	20/25	1.3	30/35	1.2	27/40	1.5
鷗友学園	60-64	〇	×	26/69	2.7	27/55	2.0	27/64	2.4
大妻	51-57	×	×	39/49	1.3	60/81	1.4	66/102	1.5
大妻多摩	40-45	〇	×	6/7	1.2	8/8	1.0	8/8	1.0
大妻中野	44-49	〇	×	113/149	1.3	106/121	1.1	63/95	1.5
海城	61-66	〇	×	54/146	1.3	54/193	3.6	56/193	3.4
開智日本橋学園	50-57	〇	×	39/139	3.6	69/193	2.8	69/277	4.0
かえつ有明	44-49	〇	〇	222/353	1.6	350/518	1.5	260/591	2.3
学習院	51-57	×	一般のみ	41/65	1.6	46/81	1.8	41/68	1.7
学習院女子	53-61	×	×	20/45	2.3	15/23	1.5	20/40	2.0
共立女子	50	×	×	50/81	1.6	63/97	1.5	98/132	1.3
啓明学園	36-41	〇	〇	11/12	1.1	6/7	1.2	10/11	1.1
恵泉女学園	50-56	〇	×	7/16	2.3	11/34	3.1	11/20	1.8
工学院大学付属	41	〇	〇	15/22	1.5	43/69	1.6	41/65	1.6
攻玉社	55-63	×	×	66/111	1.7	65/92	1.4	71/139	2
佼成学園	35-46	〇	〇	42/43	1.0	37/38	1.0	31/31	1.0
実践女子学園	37-43	〇	×	32/36	1.1	31/34	1.1	20/21	1.1
品川女子学院	51-57	×	×	44/45	1.0	25/32	1.3	9/22	1.2
渋谷教育学園渋谷	64-67	〇	×	51/214	4.2	47/207	4.4	58/235	4.1
淑徳	48-54	〇	〇	8/11	1.4	11/14	1.3	17/33	1.9
頌栄女子学院	62	〇	×	98/131	1.3	87/131	1.5	97/170	1.8
昭和女子大学昭和	45-49	〇	×	40/44	1.1	37/38	1.0	49/60	1.2
白百合学園	64	〇	×	25/46	1.8	22/38	1.7	28/40	1.4
聖学院	36-45	〇	〇	10/15	1.5	14/21	1.5	23/29	1.3
成蹊	50-52	〇	〇	19/32	1.7	25/35	1.4	25/42	1.7
成城学園	51-52	×	一般のみ	20/38	1.9	19/29	1.5	23/32	1.4
青陵	49-55	〇	〇	93/199	2.1	34/71	2.1	47/74	1.6
高輪	56-61	×	×	15/32	2.1	12/20	1.7	10/17	1.7
中央大学付属	61	×	〇	8/24	3	10/32	3.2	10/28	2.8
田園調布学園	51-59	〇	×	36/46	1.3	21/29	1.4	28/37	1.3
東京女学館	49-54	〇	×	42/50	1.2	51/66	1.3	54/67	1.2
東京都市大学等々力	51/57	〇	一般のみ	120/179	1.5	122/166	1.4	135/197	1.5
東京都市大学付属	51-60	〇	×	117/235	2	46/275	5.6	151/276	1.8
ドルトン東京学園	56	〇	×	17/20	1.2	－	－	－	－
広尾学園	59/64	〇	〇	104/336	3.2	149/557	3.7	151/609	4.0
富士見丘	30-31	〇	〇	28/29	1.0	29/30	1.0	28/28	1.0
文化学園大学杉並	37/40	〇	〇	69/75	1.1	84/102	1.2	91/99	1.1
宝仙学園数理インター	39-45	〇	〇	50/61	1.2	36/40	1.1	64/83	1.3
山脇学園	47-53	〇	×	112/271	2.4	140/309	2.2	146/208	1.4
立教池袋	56-58	×	〇	30/70	2.3	31/78	2.5	33/98	3
立教女学院	56-61	×	×	24/43	1.8	21/40	1.9	24/46	1.9
青山学院横浜英和	60	〇	×	6/16	2.7	6/16	2.7	4/18	4.5
鎌倉学園	57	〇	〇	7/30	4.3	6/20	3.3	10/25	2.5
神奈川大学付属	61	〇	×	29/49	1.7	25/41	1.6	16/32	2
慶応義塾湘南藤沢	60-65	×	〇	41/109	2.7	40/106	2.7	41/148	3.6
カリタス女子	43-46	〇	×	31/41	1.3	30/23	1.2	23/27	1.2
公文国際	52	〇	×	19/46	2.4	14/23	1.6	16/33	2.1
湘南白百合	47-57	〇	×	23/29	1.3	31/39	1.3	32/34	1.1
聖光学院	65/70	×	×	28/134	4.8	35/158	4.5	35/144	4.1
清泉女学院	45-56	〇	×	15/17	1.1	17/25	1.5	12/15	1.3
逗子開成	54-59	〇	×	28/56	2	27/57	2.1	28/61	2.2
洗足学園	60-65	〇	×	86/194	2.3	80/163	2	76/169	2.2
日本大学	46-52	×	〇	35/58	1.7	33/48	1.5	37/55	1.5
法政大学第二	56-57	×	〇	26/46	1.8	31/61	2	30/57	1.9
桐蔭学園	46-55	〇	－	28/53	1.9	42/62	1.5	24/55	2.3
横浜女学院	40-53	〇	〇	13/13	1	13/14	1.1	19/21	1.1
横浜雙葉	55〜61	×	×	23/25	1.1	14/19	1.4	5/6	1.2
桐光学園	41-49	〇	〇	37/64	1.7	47/71	1.5	51/74	1.5
栄東	66-69	〇	〇	8/17	2.1	4/15	3.8	8/17	2.1
茗渓学園	49-51	〇	〇	22/58	2.6	24/65	2.7	29/67	2.3

そもそも、地方には私立中高一貫校が首都圏に比べて圧倒的に少ないというのも理由の一つですが、やっぱり帰国子女の入学者が少ないので情報が流通していないのだと思います。

地方の学校を調べるには、やはり地方の学校教育に詳しいプロに相談するのが一番。

もしかしたら中学の途中で帰国かも…というばあいは、少し早めに母子帰国をすることも視野に入れる必要があるかもしれません。

中学受験を意識したら、まずは自分の実力・偏差値を知ろう

ちなみに、みなさんは自分の子の「偏差値」知っていますか？

ざっくりいうと、全員同じ試験をしたときにちょうど真ん中の点数を取った子が「偏差値50」です。

詳しくは＞＞偏差値を知ろうをご覧ください。

大体が「四谷偏差値」とか「サピックス偏差値」とか書かれているものがありますが、「四谷大塚試験を受けた子の平均点から算出した偏差値」なので、調べる母体によって誤差があります。

平均点が高い集団の中で偏差値50を取るのと、受験をしない子たちも交えた集団で偏差値50を取るのとでは、かなり数値が変わってくるのがわかりますよね。

今回紹介した学校にも参考として偏差値(四谷大塚)を載せていますが、この数値は日本国内に住む中学受験を考えている子たちが目安にしている偏差値です。

もちろん、優遇措置がある学校も多いですが、上位校ほど「一般生と同等の試験」を設けている場合が多いです。

いわゆる、「帰国生に人気の学校」を受験する場合は、独学でのチャレンジは無謀だと思ってください。

志望校を決めるときに参考にしてほしい考え方

帰国子女枠だけでは太刀打ちできません。

海外に住みながらでも、通信教育とオンライン家庭教師の併用で、コツコツ実力をつけていきましょう。

• 灘中合格者数17年連続日本一達成した中学受験専門塾【浜学園】 で中学受験準備をする
• 難関大学の合格を勝ち取るためのコーチングが得意な【スタディコーチ】 に中学に入ってからみっちり指導してもらう
• 医学部・難関大学受験生専門の個別指導塾【アシリ】でプロ講師にマンツーマン指導してもらう

帰国後も中学受験の4大塾に通う必要があります。

• 日能研
• 四谷大塚
• SAPIX
• 早稲田アカデミー

上記4大塾に入塾するにもテストがあるので、帰国前にもしっかりと通信教育、家庭教師を利用して実力をつけておいてください。

偏差値が40〜50くらいの中堅中学だけど、実はGMARCH以上の合格率がとても高い「あと伸びする」学校を狙うのがコツです。

＞＞後伸びする学校一覧(近日公開)

また、大学付属中学校を受験するのもおすすめ。

ただ、大学付属中学・高校でもそれぞれ大学進学率に違いがあるので、入学前にチェックしておいてください。

まずは子どもの現在の学力を把握しましょう

思い立ったら今すぐやって欲しいのが、今現在の子どもの学力を把握することです。

海外で暮らしている子どもたちは必ず「勉強の抜け」があるんです。

まずはそこを見つけて対策するところから始めましょう。

その学習の抜けをチェックできるのは、海外でも利用できる通信教育【すらら】がおすすめ。

＞＞海外受講なら無学年式学習の【すらら】公式サイト

また、Z会の中学受験コースには志望校合格力診断テストがあります。

ただ、Z会中学受験コースは一般的な中学受験講座だけではなく、公立中高一貫校受検対策講座もあるので、普段の勉強には最適です。

＞＞Z会小学生講座公式サイト

Z会中学受験講座は自己管理も必要なので、今まであまり日本の勉強をしていない伸び伸び育った海外子女にはちょっとだけハードルが高いかもしれません。

公開模擬を受けよう

これ、受けるのと受けないのとではその後のやる気や計画が全く変わってきます。

一番のおすすめは年に2回行われている、四谷大塚主催の「全国統一小学生テスト」

知らない子がたくさんいる場所での「テスト」に慣れておくこともすっごく大事。

はじめてのテストが本番だと、本人も緊張しすぎて実力が出せないなんてこともあるので、それぞれの県などで実施されている地方模試なども探して積極的に受けておきましょう。

志望校を決める一つの目安にもなるので、この先どのような勉強を進めていけばいいのか一つの指標ともなります。

思ったより偏差値が低かったら…

帰国子女・海外子女は最初のテストでは思ったような結果が出ないかもしれません。

中国に住んでいた時は、小３から日系進学塾に通っていました。

帰国して中学受験を目指していたので、多分日本の中学受験をする子たちにと同じくらい勉強していたと思います。

その時の全国模試はそれなりに取れていたのに、アメリカに行って勉強をやめたとたん、小学生テストの偏差値はだいたい30後半まで落ち込みました。

当時は、近所に進学塾もなく、オンラインもそれほど発達していなかったので、何とか通信教育を駆使して細々と勉強は続けましたが、今の時代であれば「オンライン家庭教師」一択だと思っています。

実際、帰国後にオンライン家庭教師メガスタを利用しましたが、予備校や塾に比べて驚くほど成績が伸びました。

首都圏の帰国子女入れ中学72校の受験者数と倍率：まとめ

正直、うちの子たちの受験の時にこのデータがあれば、もっと学校選びが楽になったのではないかと思います。

それだけ、帰国受験って情報が少ないんですよね。

データだけでは見えない雰囲気ってとても大事です。

私は、学校見学に行ったときに生徒が元気に挨拶してくれる学校がいい学校だと思っています。

学校の通いやすさ、学校の雰囲気、偏差値、進学率など、チェックする項目はたくさんありますが、ぜひ今回紹介した学校一覧を参考に、子どもにとってより良い受験校を選んでくださいね！

誰にも聞けないお金の相談ってどうしていますか？
海外駐在員とはいえ、昔ほどお金に余裕ができるわけでもなく、逆に日本だったら不要なお金が出ていったり、帰国後の住宅や教育資金に頭を悩ませていませんか？
そんな時は一度プロに相談してみてください。
素人の私たちが考えるより、プロに相談したほうが正しい判断をしてくれます。
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