同志社国際中高vs国際基督教大学高等学校(ICUH)偏差値・入試問題・対策を徹底比較!

    帰国子女受験

    ※一部PRが含まれます

    多くの帰国生を受け入れている、国際基督教大学高等学校と、同志社国際高等学校。

    どちらの学校も、大学付属の有名一流校。

    帰国子女の人気も抜群に高い学校です。

    もちろん我が家も、この2校は熱望志望校。

    一時帰国中に関東、関西を往復し、学校見学をしてきました。

    その二つの帰国子女人寄校を徹底的に比較してみようと思っています。

    他にも帰国子女にも人気の高い大学付属中高一貫校をご紹介しているのでチェックしてみてください。

    目次

    ICUHと同志社国際高校を徹底比較してみた!

    辞書

    海外生活が長いと、どうしてもその国の言葉で勉強をするので、日本のテスト形式での受験は国内生に比べて不利になります。

    ICUHと同志社国際は、帰国生のために作られた学校といっても過言ではないので、日本語より海外の言葉のほうが得意な生徒への配慮がかなりされています。

    国際基督教大学高校同志社国際高校
    東京都小金井市所在地京都府京田辺市
    73偏差値69
    推薦入試:60名
    書類選考入試:90名
    募集人数帰国生徒:約90名
    (特別推薦入試・A選考・B選考含む)
    推薦入試:書類審査・面接試験内容特別推薦入試:語学資格・書類審査・自己推薦書・面接
    推薦条件A
    1.3年次の学年成績の合計が9教科5段階評価で40以上であること
    2.実用英語技能検定試験(英検)2級以上、など(詳しくは後述)
    推薦条件B
    1.海外の現地校または国内外のインターナショナルスクールで優秀な成績を修めていること
    2.実用英語技能検定試験(英検)準1級以上、など(詳しくは後述)
    帰国生徒書類選考入試
    中学校3年間の成績などの書類で審査
    条件推薦条件A
    優れた語学力を持つ者
    実用英語検定準 1 級以上合格の者
    (準1級については CBT、S-CBT を含む)など
    (詳しくは後述)
    推薦条件B
    国内中学校または海外の全日制日本人学校中学部第 3 学年 1 学期(前後期制の場合は前期)の、9 教科の評価(5 段階)合計が 40 点以上の者

    9月編入試験(1・2学年のみ):若干名・書類審査・面接編入若干名(1・2学年、帰国生徒のみ)
    英語、国語、数学は4つもしくは5つのレベルに分かれている
    (レベルはプレイスメントテストでまず決定され、そのあとは成績などによって適したレベルで学習します)
    習熟度クラス海外での学習状況に応じた習熟度別クラス編成の授業を実施
    英語は4クラス、国語・数学は2クラスに分かれる
    (レベルはプレイスメントテストでまず決定され、そのあとは成績などによって適したレベルで学習します)
    男子寮2棟、女子寮3棟(2人部屋)
    週末閉寮
    男子寮・女子寮:各3階建て、洋室3人部屋
    長期休暇中は閉寮
    初年度
    入学金:330,000円
    授業料:591,000円 など
    計:1,178,100円
    諸費用初年度
    入学金および1学期学費で515,000円
    など
    計:1,055,500円
    あり(ただし、着用が義務づけられているのは入学式・卒業式・始業式・終業式など公の行事のときのみ)制服無し
    ICUへの内部推薦は3割程度付属大学への進学率同志社大学・同志社女子大学への内部推薦がほぼ9割
    無し中学校敷地内に同志社国際中学校
    中学校も語学検定資格と面接のみの受験がある

    表の中には、比較しやすいように英検のレベルしか書いていませんが、

    両校とも、、TOEFL、TOEIC、IELTS、もしくは他の外国語検定試験(フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国語等)において同等のレベルで受験資格を得られます。(同志社国際高の場合、2022年の募集要項は英語資格のみ)

    両校とも、学校見学に行ってきましたが、

    学生たちはみんな明るく挨拶をしてくれる、楽しそうな自由な校風でした。

    学校見学は何度か行ったのですが、私の個人的な感想としては、どちらかというと、ICUHのほうがおとなしめな感じ。何となくイギリスっぽい(語彙力…)

    同志社国際は、ちょうど中庭でダンス部の発表をやっていたということもあるのかもしれませんが、元気いっぱいで、アメリカ!って感じ。

    両校とも、英語やフランス語など、いろんな言葉が聞こえてきて、日本にいることを忘れてしまいそうな感じでした。

    どちらの学校も、帰国子女には絶対に楽しいだろうな、余計なことを言われたりしないで済むんだろうな、と思いました。

    国際基督教大学高等学校(ICUH)

    国際基督教大学

    世界各国から多彩なバックグラウンドを持った帰国生が集まる、グローバルな校風の学校です。

    中高一貫ではなく高校からなので、内部生・外部生といった区別もなく、一斉にスタートを切りやすいのも特徴の一つです。

    所在地東京都小金井市
    偏差値73
    募集人数推薦入試:60名
    書類選考入試:90名
    試験入試:10名
    一般入試:80名
    試験内容推薦入試:書類審査・面接
    書類選考入試:書類審査・面接
    試験入試:学力試験(英・国・数)・調査書(成績証明書)
    一般入試:学力試験(英・国・数)・調査書(成績証明書)
    海外受験無し
    公式HP国際基督教大学高等学校
    帰国生徒推薦入試・出願条件

    下記(1)~(4)の条件をすべて満たしていること。
    (1)帰国生徒としての出願資格を有する者
    (2)本校を第一志望として入学を確約する者(合格した場合は辞退不可)
    (3)中学校における人物、学業成績ともに優秀で学校長が責任を持って推薦する者
    (4)次の推薦入試条件a、または推薦入試条件bのいずれかに該当する者(下記の表を参照)

    推薦入試条件a
    ①②両方満たす(日本人学校生徒向け)
    ①3年次の学年成績の合計が9教科5段階評価で40以上であること
    ②英検2級以上、TOEFL:iBT52点以上、TOEIC550点以上、IELTS 4.0以上のいずれかを取得、もしくは他の外国語検定試験において同等のレベルを示す資格を取得していること
    推薦入試条件b
    ①②両方満たす(現地校生徒向け)
    ①海外の現地校または国内外のインターナショナルスクールで優秀な成績を修めていること
    ②英検準1級以上、TOEFL:iBT79点以上、TOEIC790点以上、IELTS 5.5以上のいずれかを取得、もしくは他の外国語検定試験において同等のレベルを示す資格を取得していること

    ICUHの面接は、現在の社会情勢とかを英語で、といった難しいことはほぼ聞かれません。

    ごく一般的な、志望動機とか将来の夢とか、学校に入学してやりたいこととか、自己PRに書いたことをしっかりと頭に入れて臨みましょう。

    面接は、あくまでも書類審査の確認だと思って、リラックスして元気よく受け答えれば大丈夫だと思います。

    問題なのは、書類審査のほうです。

    推薦入試の場合、成績と資格が最も重要

    ICUは帰国生にもとても人気のある学校です。

    推薦枠60名に対して、だいたい120名くらいの志願者がいます。

    この120名は本気でICUに入りたい人ばかり。

    合格を目指すなら現地校やインター校で全教科A評価〜A-評価を取っておくのが無難。

    さらに、海外の学校に入学してから、どれくらい学力が伸びたのかを重視しているとも言われています。

    資格も、「準1級を持っているから大丈夫」なことはありません。

    もうワンランク上の級(日本人学校の生徒であれば英検準1級、現地校の生徒であれば1級)を目指しましょう。

    もう一つの筆記試験無しの入試方法、書類選考入試は推薦入試とは異なり、帰国生徒出願資格を満たしていれば第一志望でなくても出願することができます。

    推薦入試同様、書類審査・資格などが重要視されるのでしっかりと対策は必要です。

    選考方法は書類審査+面接のみ、募集人数も90名と最も多いため、いくつか高校を受験する予定の方は出願しておきましょう。

    推薦入試に出願している方も、書類選考入試に出願することができるので、どうしてもICUHに入りたい方は、両方出願しておくことをおすすめします。

    卒業後の進路

    ICUHは、ICU(国際基督教大学)の付属高校です。

    が、ICUへの内部進学率は約3割と、他の付属高校よりも低いので入学後も受験勉強を余儀なくされることは確実です。

    上智・早稲田・慶応などへの進学も3割ほど、さらに、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)への進学が3割。

    残りが国立大への進学となっています。

    同志社国際中学・高等学校

    同志社国際

    ICUH(国際基督教大学付属高等学校)と並ぶ、帰国生のために作られた学校です。

    帰国生が8割という、かなり国際色豊かな学校で、英語だけではなく、ドイツ語・フランス語・中国語など、いろんな国の言葉が飛び交う様子は日本ではないようです。

    所在地京都
    偏差値69
    募集人数帰国生徒:約90名
    国内一般生徒:約45名
    試験内容特別推薦入試:語学資格・書類審査・自己推薦書・面接
    A専攻:小論文・面接・書類審査
    B専攻:国語・数学・英語
    海外受験シンガポール、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス
    公式HP同志社国際中学校・高等学校
    帰国生徒推薦入試・出願条件

    本校を第 1 志望校として出願し、合格した場合は本校の入学を確約できる者で、
    つぎの〈条件A〉〈条件B〉のいずれかを満たす者。

    条件A① TOEFL iBT 79 点以上、または PBT で 550 点以上の者
    ②ケンブリッジ英検 FCE 160 点以上の者
    ③実用英語検定準 1 級以上合格の者(準1級については CBT、S-CBT を含む)
    ④ TOEIC Listening & Reading 780 点以上の者
    ※以下の資格は2021年度募集要項からは外れていました。
    ⑤青少年向けもしくは大人向け Goethe-Zertifikat B2 以上合格の者(ドイツ語)
    ⑥ 一般 DELF もしくは DELF ジュニア B2 以上合格の者(フランス語)
    ⑦ DELE B2 以上合格の者(スペイン語)
    ⑧ HSK 6 級 180 点以上の者(中国語)
    ⑨韓国語能力試験5級以上合格の者(韓国 ・ 朝鮮語)
     〈注意〉資格を取得した言語が、在住国、または在籍学校で日常使用されている場合に限る。
    条件B国内中学校または海外の全日制日本人学校中学部第 3 学年 1 学期(前後期制の場合は前期)の、9 教科の評価(5 段階)合計が 40 点以上の者

    同志社国際の場合も、特別推薦枠での面接は特別難しいことは聞かれません。

    ごく一般的な、志望動機とか将来の夢とか、学校に入学してやりたいこととか、自己PRに書いたことをしっかりと頭に入れて臨みましょう。

    英語資格で応募した場合、日本語と英語での面接がありますが、英語での質問もそれほど難しいことは聞かれないので、

    ICUと同じく、リラックスして元気にハキハキと答えれば大丈夫でしょう。

    同志社国際の場合、帰国子女枠受験の応募人数が、「特別推薦枠(条件A)」「特別推薦枠(条件B)」「12月A選考(小論文)」「12月B選考(教科試験)」「2月A選考(小論文)」「2月B選考(教科試験)」すべて合わせて90名となっています。

    同志社国際の場合、専願の特別推薦枠よりも、併願のA選考・B選考のほうが倍率が高く、だいたい5倍~くらいの狭き門となっています。

    2020年は、条件Bでの募集がありませんでした。

    海外の日本人学校に通っている学生たちにとっては少し厳しい結果となるかもしれませんが、現地の言葉をしっかりと勉強して受験に臨んでください。

    同志社国際中学校への帰国子女入試

    同志社国際には中学校もあり、こちらも帰国子女受け入れ校です。

    中学入試も高校入試と同様、特別推薦枠で語学資格と面接だけで入学することができます。

    ちなみに、英検準1級・TOEIC730点を小学校のうちに取得する必要があるので簡単・ラクに入学するというわけにはいきません。

    ただ、中学から入学すれば、そのまま同志社国際高校⇒同志社大学とほぼ100%進学することができるので、部活動や学校行事、その他習い事などに力を注ぐことができます。

    卒業後の進路

    ICUの場合、内部推薦での進学は約3割だったのに対し、同志社国際高校の場合、9割以上が同志社大学へ内部進学します。

    高校時代の成績優秀者から行きたい学部を決めることができるので、極端に勉強をしなかった場合、興味もない学部にしか進学できなかった、といったことも起こりますが、外部受験が大半のICUHよりはかなり緩いのではないかと思います。

    同志社大学は就職率もとても良い大学なので、高校では部活などを頑張りたい!といった場合はねらい目かもしれませんね。

    同志社国際中高vs国際基督教大学高等学校(ICUH)徹底比較:まとめ

    通学

    今回は、帰国子女にも大変人気の高い国際基督教大学高等学校(ICUH)と、同志社国際高等学校を徹底比較してみました。

    両校とも、帰国子女が多く、自由でのびのびとした校風で、外部の人にも元気に挨拶をしてくれるとても良い学校だと感じました。

    「帰国子女」という目で見られることなく学校生活を送ることができるのは、子どもにとってもすごくありがたいことです。

    実は、同じような環境の保護者の集まりなので、親にとっても「あそこの家は海外から来たんですって」っていう噂もされず、居心地はいいと感じました。

    両行とも、帰国子女が多数派ですから!

    ただ、人気の高校だけに偏差値も70前後と、学力の高い帰国子女や国内受験組が入学してきます。

    語学だけではなく、教科の勉強もしっかりと準備をしておくことをおすすめします。

    英語資格必須な両校ですが、準1級・1級を取るには短期間でもいいのでプロの手を借りるのがいちばん効率がいい!

    海外からも受けられるおすすめのオンラインスクールをご紹介しています。

    複数校を受験するなら筆記試験、もしくは小論文は必要です。

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    通信教育では各校の細かな情報はわかりません。

    小学校1年生から中学校3年生までのすべての学年・すべての教科を無学年で学び放題!

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