【海外子女の中学受験】小5・小6の夏休みはどう過ごす?学年別の学習時間と合格を引き寄せる過ごし方のコツ

    小5・小6の夏休みをどう過ごす?アイキャッチ

    ※一部PRが含まれます

    11月下旬からスタートする帰国生入試において、夏休みは合格の行方を大きく左右する非常に重要な時期です。

    特に6年生の夏は、実質的な「入試直前期」となります。

    この記事では、海外子女の中学受験を成功に導く夏休みの過ごし方について、以下のポイントを整理しました。

    • 小5の「習慣化」と、小6の「入試直前期(一般生の11月相当)」に合わせたリアルな時間目安
    • 一時帰国時の学校見学から、英語のエッセイ対策、算数・国語のキャッチアップ、出願の事務準備まで
    • 志望校の試験科目(英語1教科か、3・4教科か)や、子どもの課題に合わせた最適な選択肢

    「何から手をつければいいのかわからない」という焦りを解消し、今すぐ動ける具体的なステップがわかります。

    ぜひ、戦略的に夏休みを迎えるためのガイドとしてお役立てください。

    目次

    【前提】帰国生入試の夏休みは、一般生の「11月(直前期)」に相当する

    「夏休みは受験の天王山」と言われますが、帰国生入試においてはその意味合いがさらに重くなります。

    帰国生入試の多くは11月から始まります。

    つまり、6年生の8月の時点では入試本番まであと3ヶ月ほどしかありません。

    これは国内の一般受験生でいうところの「11月(直前演習期)」とほぼ同じ状況なんです。

    そのため、6年生の夏休みは、実質的な「入試直前期の仕上げの期間」として捉え、戦略的に動く必要があります。

    小5・小6から受験勉強をスタートする方へ

    日本の中学受験では「小学3年生の冬」からスタートするのが一般的です。

    もし小5や小6になってから受験勉強を始める場合は、少しギアを上げてがんばる必要があります。

    これは合格のためだけではなく、「中学校に入学した後」のためでもあります。

    日本の学校は授業の進度が非常に早いため、今ここで国語・算数の基礎体力をつけておかないと、入学後に本人が授業についていくのが難しくなってしまうという現実があるからです。

    「今からじゃ遅すぎるかも……」と悲観する必要は全くありません。

    ただ、「ここからは少し集中して、土台を固めるぞ」という意識を持って、この夏休みから一歩ずつ進んでいきましょう。今がんばることは、中学校生活をスムーズにスタートさせるための最高の財産になります。

    特に、遅れを取り戻す教材として優秀なのがデジタル教材の『すらら』です。

    最初に「学力診断テスト」で今どこが抜けているかを判断し、そこから無学年式でさかのぼり学習ができるのが一番の特徴であり、一番やりたい基礎固めなんです。

    すらら学力診断テスト
    公式サイトより

    無学年方式で国語・算数はもちろん、理科・社会までさかのぼり&先取り学習(小1~中3までの内容すべて)ができるのはすららだけ

    また、帰国子女が最も苦手とする「漢字」にフォーカスした「漢字アドベンチャー」も新しく追加されています。

    すらら漢字アドベンチャー図解

    公式サイトより

    さらに、現役の塾講師などの「すららコーチ」がつくので、海外にいながら日々の学習から受験校の相談まで個別にサポートしてもらえるのも本当に心強いポイントです。

    すらら学習設計サポート図解

    公式サイトより

    \ まずは現状の“抜け”を見つける /

    【小学5年生の夏休み】土台作りと志望校のリサーチ

    小学5年生の夏休みは、子ども自身にはまだ「受験生」としての意識がほとんどないのが普通です。

    ここで親が焦って机に縛り付けてしまうと、受験そのものに嫌気がさしてしまう原因になります。

    ただ、ここで勉強習慣をつけるかつけないかで、6年生になってからの明暗がはっきり分かれてしまいます。

    海外にいると、周りの友達はみんな夏休みを満喫しているように見えますよね。

    実際、受験をしない子は全く勉強していません(笑)。

    でも、口に出さないだけで、受験する家庭はこっそり裏でガッツリやっています。

    たとえ中学受験をしなくても、その先には高校受験が待っています。

    今頑張っておけば、その先の高校受験も大学受験も、今よりももっと高いところに行けるんです。

    そして、忘れてはいけないのが、ライバルは日本の恵まれた塾環境で朝から缶詰になっている子たち。

    周りののんびりした空気に流されず、6年生になる前に以下の「2時間半メニュー」を当たり前のルーティンにしておきましょう。

    夏休みで身に付けたい勉強習慣の例
    • 朝勉のルーティン化(30分/15分×2回)
      午前中の活動前に、まずは漢字と計算。一気に30分やるより、「漢字15分」「計算15分」とタイマーで区切って2回に分けた方が、子どもの集中力がガッと上がります。
    • デジタル教材(すらら等)で基礎学力強化(30分〜)
      「今何が抜けているか」を診断テストで判断したあと、無学年式でピンポイントにさかのぼり学習を進めます。理科・社会のさかのぼり・先取りまでカバーできるのはすららだけなので、ここで効率よく日本のカリキュラムの穴を埋めます。
    • オンライン家庭教師で1コマ(50分〜)
      時差を利用したり一時帰国中に対策したりしながら、プロの先生に苦手な単元(算数の文章題など)を直接指導してもらい、理解を深めます。
    • 家庭教師・塾の宿題(30分〜)
      その日に習ったことや、塾から出された課題を「翌日に回さず、その日のうちに」消化する習慣をつけます。
    • プラス、日・英両方の「読書」
      この2時間半とは別に、読書時間は必ず確保してください。5年生のうちに日本語と英語、両方の語彙力を蓄えておくことが、のちの国語力や英語エッセイの爆発的な伸びに繋がります。

    もし、この時期に英検など、英語資格を取るなら、オンライン家庭教師がない日の50分を当てましょう。

    最初からできなくても全然かまいません。

    小6になるまでに、これが当たり前のルーティンになっていれば、今よりもワンランク上の学校を狙いに行けますよ!

    小5の夏休みにやっておきたいこと

    「受験に向けて、何から手をつけたらいい?」と迷う5年生の夏ですが、実は勉強以外にも今しかできない重要なタスクがたくさんあります。

    以下の3つのポイントを意識してスケジュールを組んでみてください。

    1. タイプの違う学校を3〜5校見学する(最優先)
      夏休みの一時帰国を利用し、女子校、男子校、共学校、進学校、中堅校、など毛色の違う学校を見て回ります。
      実際の校内の雰囲気を感じることで、子どもの学習意欲が高まります。
    2. 実力判定テストで現在の「立ち位置」を確認
      帰国生専門塾(KAなど)が実施する実力判定テスト(KAATなど)を受験し、同世代の帰国生の中でのレベルを客観的に把握しておきます。
    3. 現地での「思い出作りと体験の記録」を全力で!
      帰国生入試の面接や作文では、「海外で何を学び、どんなことに全力で取り組んだか」が頻問されます。
      スポーツやキャンプ、ボランティアなどの実体験は、将来の願書や面接における強力な武器になります。

    【小学6年生の夏休み】戦略の遂行と出願・事務準備

    6年生の夏は、これまでの遅れを取り戻すような「種まき」の時期ではなく、本番を見据えた「戦略の遂行」の時期です。

    ここからは入試本番をリアルに意識した高い強度の学習が必要になりますが、それと同時に、海外ならではの「出願の事務手続き」も並行して完了させなければなりません。

    6年生の夏は、5年生の時のように「のんびり習慣化」と言っている余裕はありません。

    塾の講習がない日であっても、家庭学習だけで最低でも「1日4時間20分〜」の学習強度が必要になります。

    一般生の11月に相当するこの時期、何に何分使うべきなのか、迷わず動けるリアルな戦略メニューがこちらです。

    夏休みで身に付けたい勉強習慣の例
    • 朝のルーティン(30分/15分×2回)
      6年生になっても朝の漢字・計算は外せません。
      朝は何かと忙しいので、5年生の時と同じく「15分×2回」でサクッと集中して終わらせ、脳をハッキリ目覚めさせましょう。
    • 通信教育で基礎+応用力強化(60分)
      5年生の時に『すらら』でしっかり日本の基礎を固めてきた子は、この段階で『Z会』などの応用教材に移行するのがおすすめです。
      帰国枠入試で差がつく応用問題や、ひねった国・算の対策に1時間じっくり向き合います。
    • オンライン家庭教師(80分〜)
      6年生の夏は1コマ80分〜と、授業の強度も上がります。
      志望校の過去問(一行問題やエッセイ)をプロの先生と一緒に解き進め、自分の弱点をその場で確実に潰していきます。
    • 塾の宿題(60分〜)
      夏期講習などで出される大量の宿題を消化する時間です。
      ただこなすだけでなく、間違えた問題の解き直しまで含めると、最低でも1時間は必要になります。
    • 英語資格の勉強(30分〜)
      出願の強力な武器になる「英検S-CBT」などの合格に向けて、エッセイの書き込みや長文読解、リスニングの過去問演習に時間を割きます。

    小6の夏休みにやっておきたいこと

    6年生の夏休みは、子どもの塾の勉強や宿題のフォローだけで親も手一杯になりがちです。

    しかし、実はこの時期、親が先回りして動かなければいけない事務的な「出願・受験準備」が一気に押し寄せてきます。

    特に海外受験組は、日本にいるこの数ヶ月の間に動かないと、現地に戻ってから「書類が足りない!」「予約が取れない!」と取り返しのつかない事態になりかねません。

    限られた一時帰国の時間を無駄にしないために、親がこの夏休みに確実にクリアしておくべき4つの必須タスクを整理しました。

    1. 志望校の最終決定と、学校への「直接打診」
      「miraicompass」等での説明会予約は数時間で満席になる激戦です。
      予約が取れない場合は、学校に直接電話やメールをし「海外からの一時帰国である旨」を伝えて個別訪問を打診してください。
      また、編入試験を検討する場合は、この段階で試験範囲や過去問の傾向を確認します。
    2. 教材・過去問の調達
      志望校の過去問(帰国枠・一般枠の両方)を日本で早めに購入しておきます。
      海外では入手しにくい日本の参考書や、漢検・数検のテキストもこの時期にすべて揃えます。
    3. 資格試験の受験(英検)
      1日で4技能の試験が完結し、結果が早く出る「英検S-CBT」などを利用して、出願に間に合うスコアを確実に確保しておきます。
    4. miraicompass(ミライコンパス)の共通ID登録
      説明会予約や出願に向けて、早めに共通ID(プラスマイル)を作成し、顔写真データもアップロードしておくと直前に慌てずに済みます。

    【一時帰国の夏期講習】集団塾と個別・オンラインの二つに分けるのが正解

    夏休みに一時帰国して日本の塾に通わせようと考えたとき、選択肢が多すぎてどこを選べばいいか迷ってしまいますよね。

    「帰国生向け」と一口に言っても、塾によって英語に特化しているのか、国語や算数も含めた総合型なのか、強みが全く異なります。

    現在の帰国生中学受験では、「集団塾」と「個別指導・オンライン家庭教師」の二つに分けて検討し、必要に応じて組み合わせるのが主流です。

    それぞれの特徴をフラットに整理しました。

    1. 集団塾(帰国生専門および大手進学塾)

    仲間と切磋琢磨し、自分の立ち位置(偏差値など)を客観的に確認しながら、決まったカリキュラムに沿って学習したい場合におすすめです。

    帰国子女におすすめの集団塾
    • 帰国子女アカデミー(KA)
      • 特徴:帰国生英語教育のスペシャリストで、校内は完全英語環境です。渋渋・渋幕・広尾学園などの最難関校合格者の約75%を占める圧倒的な実績があります。
      • 夏期講習:「Seasonal Courses」として、短期間でエッセイライティングや受験対策を集中的に行うプログラムが用意されています。近年は「Compass Learning」として、日本語による算数・国語の指導も拡大しています。
        帰国子女アカデミー
    • JOBA
      • 特徴:帰国生教育のパイオニアで、英語だけでなく国語・算数・理科・社会の4〜5教科をトータルでサポートしてくれます。
      • 夏期講習:志望校のレベルや入試形態に合わせた「夏期講習会」を国内校(たまプラーザなど)で実施しています。
        JOBA
    • 早稲田アカデミー(早稲アカ)
      • 特徴:一般の中学受験でも大手ですが、「LOGOS AKADEMEIA」などの帰国生専門部門や海外生向けサービスが充実しています。一般生と同じ高いレベルの日本語教科(国算)の対策を求める家庭に選ばれています。
        早稲田アカデミー
    • ena国際部
      • 特徴:昔から帰国生入試に非常に強く、多くの帰国生が利用している定番の大手塾の一つです。
        ena国際部

    2. 個別指導・オンライン家庭教師

    苦手科目のピンポイント補強をしたい場合や、一時帰国のスケジュールが流動的で、集団塾の時間割に合わせにくい場合に重宝します。

    帰国子女におすすめの個別指導・オンライン家庭教師
    • TCK Workshop
      • 特徴:海外・帰国子女向けのオンライン個別指導です。講師の多くが帰国子女で、日英両言語での指導が可能です。
      • 夏期講習:「広尾学園AGのMath対策」や「サレジアン国際対策」など、特定の難関校に特化した夏期講習も実施しています。
    • EDUBAL
      • 特徴:講師全員が帰国子女の現役大学生であるオンライン家庭教師サービスです。
      • 強み:自分が志望している学校の帰国入試を、実際に経験した一歩先を行く先輩から、1対1でエッセイ添削や面接対策、苦手科目の指導を受けられます。
    • 東大家庭教師友の会
      • 特徴:東大、早慶などの難関大生を派遣する家庭教師センターで、帰国子女向けコースも設置されています。志望校の卒業生をピンポイントで指名して、より具体的な過去問演習などを依頼することが可能です。
        東大家庭教師友の会

    3. 塾の「使い分け」と「併用」のトレンド

    今の帰国生受験では、一つの塾にすべてを委ねるのではなく、以下のようにそれぞれの塾の「いいとこ取り」をする家庭が目に見えて増えています。

    • 英語特化型 + 総合塾
      「英語エッセイは圧倒的なノウハウがあるKA、日本語の算数・国語は早稲アカやJOBA」という組み合わせ。
    • 集団塾 + 個別指導
      「集団塾(KAやJOBA)で全体のカリキュラムを進めてライバルから刺激を貰いつつ、どうしても苦手な算数の分野や、エッセイの書き直しだけをオンライン家庭教師(TCKやEDUBAL)で個別にフォローしてもらう」というスタイルです。

    一時帰国中の限られた期間だからこそ、「集団塾で受験生の空気を肌で感じつつ、個別指導で我が子の穴を埋める」という戦略的な組み合わせが、合格への一番の近道になります。

    【海外子女の中学受験】小5・小6の夏休みはどう過ごす?:まとめ

    長くて短い夏休み。「あれもこれもやらなきゃ」と焦る気持ちは本当によく分かりますが、すべてを完璧にこなそうとする必要はありません。

    海外子女の中学受験において大切なのは、不安に駆られて無理な計画を詰め込むことではなく、学年ごとのゴールを見据えて一歩ずつ着実に進めることです。

    最後に、この夏休みに親子で目指すべきゴールをもう一度振り返ってみましょう。

    • 小学5年生の夏:タイプの違う学校を見て刺激をもらう「リサーチ」と、細く長く続けるための「学習習慣の種まき」
    • 小学6年生の夏:志望校に特化した「実戦演習」と、現地に戻ってから慌てないための「事務手続きの完了」

    スケジュールを逆算すると、特に6年生の夏は、親子で一緒に日本で過ごせる「最後のまとまった時間」でもあります。

    やるべきことは戦略的にこなしつつ、美味しい日本食を食べたり友達に会ったりして、親子でメリハリをつけた温かい夏休みにしていきましょう。

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